2014–05–26 (Mon) 21:37
「貧乏で泥棒も入らない」=軍隊ないバヌアツなどやゆ-NHK経営委員の百田氏発言「NHK経営委員を務める作家の百田尚樹氏は24日午後、岐阜市内で開かれた自民党岐阜県連の定期大会で講演し、自らを憲法改正派と紹介した上で、「軍隊は家に例えると、防犯用の鍵であり、(軍隊を持つことは)しっかり鍵を付けようということ」と語った。さらに軍隊を持たない南太平洋の島しょ国バヌアツ、ナウルの国名を挙げ、「家に例えると、くそ貧乏長屋で、泥棒も入らない」などと両国をやゆする発言をした」
この男の知性の無さと品性の卑しさにはほとほと愛想が尽きますが、よりによってナウルを引き合いに出すとは。
国連加盟の独立国に対してなんという失礼な発言。
これを聞いた両国の人々は、とても悲しい想いをするでしょう。
日本人って、こういうものなのか…と思われたら、また日本は一歩、国際社会から孤立します。
「日本の歴史の中で最も大事な事件は大東亜戦争。しっかり勉強しないと、今現在の国際社会は語れない」
傑作ですね…。
しっかり勉強しなければならないのは、おまえの方だよ…。
その大戦中、こういうことがあったのさ…☆
前田 朗「軍隊のない国家(23)――ナウル共和国」法と民主主義424号 から「ナウル人は国内で強制労働させられただけではない。一九四三年六月三〇日、
日本軍はナウル人の強制移送のための選別を始めた。食料の豊富な島に避難する
という口実であった。ナウル人は、日本軍が土地所有者を移送することによって
土地を取り上げるのではないかと疑った。七月、ナウル人六〇〇人の移送が始ま
り、他方、六五九人の日本人がナウルに送り込まれた。八月一六日にも六〇一人
のナウル人がトラック島(現在のミクロネシア連邦のチューク島)に移送された。」
「日本軍は結局、一二〇〇人のナウル人をはるか遠くのトラック島に運び、逆に
七〇〇人のバナバ人をナウルに送り込んだ。この強制移送は実に不可解なことで
あった。他方、占領期にナウルに送り込まれた日本軍兵士はのべ三〇〇〇人に及ぶ。」
「強制移送に伴って、日本軍はナウルの家屋、学校、教会を破壊した。ナウル人
は飢餓ぎりぎりの状態に置かれ、伝統的な生活様式そのものが破壊された。ナウ
ル人の三分の二が強制移送され、トラック島で農作業を強制された。戦後、帰還
できたのは七三七人だという。約五〇〇人が死亡したと推定される。このため戦
後のナウル社会には世代間のギャップが生じ、通常の家族生活が成立しない有様
だった。社会の存続にとって最低限の一五〇〇人しか生存できなかったのだ。」
百田は人様にお説教を垂れる位の勉強家なのだから、これ位は知っているでしょう。
知らなかったとは、言わせませんよ。
何の事は無いです。
「くそ貧乏長屋で、泥棒も入らない」はずの南の島に泥棒が入ったのですよ。
その泥棒の名はね…教えてあげる。
「日本」という国だよ…☆
こんな男がちやほやされるのが、今のこの国のようですね。
私は本当に悲しいですよ…
ナウル・バヌアツの国民の皆さま。
屑男が下品極まりない発言で、大変な失礼をしてしまいました。
私が代わりに謝ります。
ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい…
こういう屑どももそのうち消えるのですが…
それまでに日本が負う傷は、決して浅くは無いかもしれませんね…☆
それにしても、どうしてこう、すぐに増長していらないことばかり言うのか。
「くそ貧乏」とは随分冷たい言葉ですが…
こんな事では、日本は世界の嫌われ者として、完全に孤立します。
でも本当は…それが目的なのかもしれませんね☆